Reve Acid(レーヴ・アッシド)

Reve A(酸チオ)の特徴

ダメージ毛に対するアプローチを考えた薬剤。アミノ酸の中で一番毛髪に補修効果の高いアルギニンを主として、セリン・グリシン・グルタミン酸などその他のアミノ酸を加えて併用しています。各種アミノ酸は形の違うブロックのような存在で、相乗効果を生みやすく、アルギ
ニンの効果を底上げしてます。

また、アルギニンのような毛髪引っ張り強度など強さの補修だけでなく、フマル酸や人の成分割合に合わせたセラミド類が、毛髪のホール部分に補充されることで、しっとりハリ感のある毛髪へ近づける働きがあります。加えて、※コレステロールを毛髪へ高浸透させる事により、髪の
動きが大幅に改善される事を狙っています。

※タカラベルモントのページに参考文献がございます。よろしければこちらご参照ください。

酸チオの特徴としては、浸透剤と表現されている特殊な配合による混合成分(主にシクロヘキサン~)があり、この働きにより髪をアルカリ化(膨潤)させることなく内部を保湿保護しながら、同時に撥水されずに道筋の通った特殊保湿ロードをチオグリコール酸が通り、還元効果を発揮するというメカニズムになります。

少しケミカル要素の大きな部分ですが、このような髪本来の防御壁を破壊することなく同化して侵入すること。そして同化しても毛髪成分を溶出させるような脱脂効果を持たない保湿剤(代表例としてエタノールは脱脂効果があります)であること。これが酸チオの効果を生んでいます。

○酸チオが苦手とする髪・・・健康毛、ゴワっとしていたり、硬い髪など

理由:浸透剤の力で中は還元されていたとしても表面上のキューティクルなどが骨格のような役割をして曲がらない、伸びないというような事があります。この場合は、やはりアルカリ剤などで表面を溶かす必要があります。


○酸チオが得意とする髪・・・ダメージ毛ほぼ全般ダメージ毛など親水化されている髪はほとんど大丈夫です。

(傷み加減によっては表面に作用する薬剤(アルカリ系の薬剤など)が必要な場合もあります。

Reve A(酸チオ)のスペック

PH 4.5付近 アルカリ度 0 還元力7 酸度 1ないくらい チオグリコール酸アンモニウムが主剤

〇メリット

表面をほとんど作用させることなく、浸透剤の力で還元剤を内部に届けるほとんど傷ませることなく、じっくりと還元させることができる

〇デメリット

ダメージ毛以外、これ単体での使用を前提としておらず、通常のアルカリ剤との併用による塗り分け、重ね塗りを必要とする

基本的な使い方

基本的には、毛先などの傷んでいる箇所、また顔周りなどの傷みやすい箇所に予め酸チオを塗布して適正な時間(5~10分)放置し、その後メインとなる薬剤をその上から塗り重ねるという流れになります。

詳しい使い方等は、講習会などでお尋ねください。 

Reve A(酸チオ)の全成分

水、チオグリコール酸アンモニウム、変性アルコール、BG、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、クエン酸、セトリモニウムクロリド、システアミンHCl、チオグリセリン、チオ乳酸、1,2-ヘキサンジオール、ヒドロキシエチルセルロース、ポリソルベート20、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、ムコ多糖、メチルパラベン、フェノキシエタノール、コンドロイチン硫酸Na、グリチルリチン酸2K、加水分解卵殻膜、アルギニン、フマル酸Na、サリチル酸、香料、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP、フィトスフィンゴシン、コレステロール、ラウロイルラクチレートNa、カルボマー、キサンタンガム、ベタイン、PCA-Na、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン

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